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クラウドセキュリティの自動化
クラウドコンピューティングの導入を進める組織にとって、セキュリティとコンプライアンスは直面する課題の上位3つのうち2つです。サイバーセキュリティの専門家の35%がセキュリティを最大の障壁に挙げ、31%がコンプライアンスを挙げています(Statista)。
クラウドセキュリティは、攻撃対象領域が絶えず変化するため、取り組みが容易ではありません。クラウドアーキテクチャはますます複雑になり、マルチクラウドの利用によってさらに複雑さが増しています。セキュリティ境界はネットワークにとどまらず、あらゆるデバイス、ユーザー、アプリケーションにまで広がります。さらに、クラウドネイティブアプリケーションはデプロイにコンテナやInfrastructure as Code(IaC)を利用します。セキュリティが組み込まれていないと、IaCによるデプロイを通じて設定ミスが組織全体に広がるリスクがあります。
従来のセキュリティツールや手法では、こうした最新の環境を保護できないことが少なくありません。本番環境のクラウドネイティブワークロードの78%以上がコンテナまたはサーバーレスアプリケーションとしてデプロイされ、50%以上は何らかの形でIaCも利用しています。コンテナ、サーバーレスアプリケーション、IaCの普及により、セキュリティの担い手はますます開発者へとシフトレフトしています。その一方で、ヒューマンエラーや、開発プロセスのボトルネックとなるセキュリティ手順が見落とされるリスクも生じています。
クラウドセキュリティの自動化は、複雑なクラウド環境でセキュリティ態勢を維持する方法です。クラウドセキュリティを自動化すれば、企業は開発者が複雑なアーキテクチャを即座に自動で保護できるよう支援し、デプロイまでのプロセスを効率化できます。
クラウドセキュリティの自動化とは?
インフラチームはツールやプロセスを活用してクラウドセキュリティを自動化し、細かな作業や反復作業を減らすことで、優先度の高い業務に集中できます。これには、クラウドインフラのプロビジョニングやクラウドネイティブアプリケーションのデプロイを自動化する方法が含まれます。本番環境を監視して、セキュリティの設定ミスなどの脆弱性を検出し、インシデント対応プロセスを管理するための修復手順をあらかじめ定めます。さらに、セキュリティ監視から得られる情報がDevSecOpsチームに自動的に共有されるため、脅威に対処し、重要なリソースを保護できます。
クラウドセキュリティを自動化するメリット
セキュリティに関する手作業を減らせるだけでなく、クラウドセキュリティの自動化は次のようにクラウド戦略の推進に役立ちます。
スピード:インフラのプロビジョニングやクラウドネイティブアプリケーションのデプロイは迅速に進みます。エンジニアリングチームやセキュリティチームのリソースは、セキュリティ対策の制約要因となることが多く、そのためセキュリティ作業がリリースを遅らせたり、初回リリースでは省略されて後から修正されたりすることがあります。自動化を活用すれば、設定やその他の手作業を自動化し、開発の初期段階からデプロイまでスキャンやテストを組み込めます。
正確性:ヒューマンエラーは設定ミスの最も一般的な原因です。開発、QA、本番の各環境で同一の設定を適用する、繰り返し可能な強化プロセスを構築すれば、新たなセキュア環境のデプロイが簡素化され、推測やヒューマンエラーのリスクも最小限に抑えられます。
拡張性:プロセスを一度自動化すれば、追加の介入をほとんど必要とせず、いつでもどこでも実行できます。
セキュリティの強化:セキュリティ自動化は、インフラやアプリケーションを保護しながら脅威を検知し、自動で対応します。これにより、脆弱性の監視や修正を人手に頼る必要性が減ります。
コンプライアンス:チェックとレポートを自動化すれば、開発プロセスを妨げたり、貴重なエンジニアリングリソースを消費したりすることなく、コンプライアンスを証明できます。
可視性:企業は、インフラ設定の変更、データ、ネットワークアクセスなど、クラウド環境の状況を自動的に把握できます。
アラート:脅威の検知に基づいてアラートを発報し、インシデントの迅速な把握と対応を支援できます。
クラウドセキュリティのどの要素を自動化できる?
クラウド環境のセキュリティを自動化するツールは数多くあります。最適な着手点はチームのワークフローやニーズによって異なりますが、多くの組織が既存のワークフローへの影響を最小限に抑えながら、少ない労力で自動化できる一般的な要素をいくつか紹介します。
クラウドセキュリティ設定とドリフト管理
あらかじめ定義したセキュリティ設定を記述し、手作業なしでインスタンスをデプロイできるようにします。セキュリティグループ、アクセス制御、DNS名などのリソース設定をスクリプト化すれば、開発者はインスタンスではなくスクリプトを変更するだけで済みます。インフラのプロビジョニングは、インスタンスのライフサイクルの中でも特に脆弱な段階です。そのため、ここを自動化することでエラーの可能性を大幅に減らせます。IaC
IaCを使うと、手動でインフラを構築する場合よりも効率的にクラウド環境の設定を管理できます。コードによるインフラのプロビジョニングと管理が可能になるため、チームはDevOpsのベストプラクティスを活用し、クラウドインフラやアプリケーションのデプロイに緊密に連携して取り組めます。主要なハイパースケーラーはAWS CloudFormationやAzure Resource ManagementなどのIaCテンプレートに対応しており、Terraformなどのサードパーティプラットフォームも利用できます。これにより、セキュリティ設定も含めたデプロイを一貫して自動化できます。コンテナのデプロイ
コンテナイメージは、ビルド時、レジストリへのプッシュ時、ステージング環境や本番環境へのデプロイ時など、複数のタイミングで自動スキャンできます。イメージに設定の強化に関するガイドラインや標準を適用し、オーケストレーションツールでその実装を自動化できます。脆弱性スキャン
クラウド環境で稼働するアプリケーションや新たにデプロイするアプリケーション、IaCテンプレート、クラウドインスタンスなど、あらゆる対象を継続的にスキャンします。レポート
クラウドコンピューティングの大きな利点の一つは、Azure Log Analytics、Azure Monitor、AWS CloudTrail、Google Cloudの運用スイートなどのサービスを使って、ログを一元的に監視・保存できることです。セキュリティチームは、資産や環境を継続的に監視・修正するため、レポートの作成やポリシーの適用さえも自動化できます。修正
脆弱性や設定ミスが見つかった際、自動化ツールを導入しておけば、修正対応を簡素化できます。自動化がなければ、何千ものサーバーやインスタンスの設定を更新するのはほぼ不可能ですが、自動化スクリプトがあれば、パッチ適用済みのバージョンが稼働するよう、1行を変更するだけで済みます。
Snykプラットフォームはこれらすべての機能を備えており、クラウドセキュリティに最適な選択肢です。
あらゆるクラウド環境でセキュリティ監視を自動化
オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウドの環境に多数のアプリケーションが分散するエンタープライズアーキテクチャでは、DevSecOpsチームが単一のインターフェースですべてを監視できることが重要です。これにより、資産を保護し、攻撃に備えることができます。
AWS CodeDeployやAzure DevOpsなどのツールは、次のような機能を通じて開発とデプロイのプロセスを統合します。
柔軟性:複数のクラウド環境やオンプレミス環境にアプリケーションをデプロイできます。
ポリシーの維持:環境全体でポリシーを維持し、適用できます。
管理:一元化されたコンソールにより、DevOpsチームはデプロイ状況とアプリケーションの健全性を把握できます。
セキュリティ監視の自動化は、環境全体で一貫したセキュリティポリシーを適用し、侵入を検知して、規制や社内基準への準拠を維持する手段を提供することで、自動デプロイツールの機能を拡張します。
Snykがクラウドセキュリティの自動化を支援する方法
SnykのDeveloper Securityプラットフォームは、開発者を中心に据えたアプローチが特長の、クラウドセキュリティ監視ツールです。Snykは、市場に投入する前にアプリケーションへセキュリティを組み込むことで、クラウドセキュリティの自動化を支援します。Snykのツールは、開発者のワークフローに直接統合され、セキュアなコード開発を自動化することで、シフトレフトとDevSecOpsの原則を支えます。コードをスキャンして、安全でないライブラリやサードパーティの依存関係を検出し、自動化された保護機能をコードに組み込みます。コードがコミットされると、Snykは動的スキャンと分析を実行し、バグや脆弱性に関する情報を開発者に返す自動フィードバックループを作成します。
クラウドセキュリティの自動化に役立つSnykのツールをいくつか紹介します。
IaC
Snyk IaCは、開発者がアプリケーションの開発やデプロイを進めながら、セキュアなインフラ設定を構築できるよう支援します。Gitのワークフローでクラウドの問題を関連するIaCソースコードに自動的に結び付けることで、開発者は問題に対処し、より迅速に修正できます。修正して、再テストし、再デプロイするだけです。
Sysdigによるランタイムセキュリティを含むコンテナセキュリティ
Snyk Containerは、セキュリティ性の高いベースイメージの選定を開発者に案内し、イメージをスキャンしてコンテキストと悪用可能性に基づいて脆弱性の優先順位を付け、脆弱性と該当するDockerfileのコマンドを関連付けて開発者にわかりやすく示すことで、コンテナセキュリティを簡素化します。最近のSysdigとのパートナーシップにより、コード開発からランタイム環境まで、エンドツーエンドのコンテナセキュリティを実現するSnykの機能がさらに強化されました。