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エンタープライズセキュリティツール:種類と選定時の重要なポイント
エンタープライズ向けセキュリティツールを選ぶ際、どのような機能やサービスに注目すべきでしょうか?
あらゆるものが高度につながるデジタル社会では、セキュリティの脅威は絶えず変化し、より巧妙になり、組織にとってますます大きなリスクとなっています。
たとえば、大企業が十分なエンタープライズレベルのセキュリティ対策を講じずに、顧客の機密データを自社サーバーに保管している状況を考えてみてください。セキュリティ侵害が発生すれば、評判の失墜や金銭的損失、さらには機密データの喪失など、甚大な被害につながるでしょう。
エンタープライズセキュリティツールとは、悪意ある行為から組織を守り、データを保護し、セキュリティリスクを軽減するために設計されたソリューションやテクノロジーです。
この記事では、次の内容を紹介します。
エンタープライズセキュリティの導入事例:エンジニアリングを中心としたAppSecのアプローチ
エンタープライズセキュリティツールとは?
エンタープライズセキュリティツールとは、マルウェア、データ侵害、ハッキングの試みなどのサイバー脅威から大規模な組織を守るソフトウェアソリューションです。
これらのツールは、大量のデータ、複数のデバイス、多数のネットワークエンドポイントの管理など、企業が直面するセキュリティ上の課題に特化して対応します。
セキュリティツールの導入には、金銭的な投資だけでなく、導入、維持、管理にかかる時間やリソースも必要です。そのため、組織は自社固有のニーズに最適なツールを選ぶために、セキュリティ上の要件を慎重に評価し、優先順位を付ける必要があります。
エンタープライズセキュリティツールの10種類
組織のネットワーク、デバイス、データを潜在的な脅威から守るには、通常、複数のエンタープライズセキュリティツールを組み合わせて使用します。ここでは、代表的な10種類のセキュリティツールを紹介します。
脆弱性スキャナー。攻撃者がシステムやネットワークへの侵入に悪用できる、ソフトウェアコードの欠陥やシステム設定の不備を検出します。
クラウドセキュリティツール。クラウドベースのアプリケーションやインフラ、設定(IaC)をデプロイ前に保護し、その後もセキュリティを維持します。また、問題の評価と優先順位付けに加えて、開発担当者の特定やコードの修正も支援します。
ウイルス対策ソフト。ウイルス、ワーム、トロイの木馬などの悪意あるソフトウェアを検出、防止、削除します。
ファイアウォール。ネットワークのセキュリティを確保し、送受信されるネットワークトラフィックを制御、監視します。
IDS(侵入検知システム)。コンピューターネットワークやシステムへの不正アクセスや悪意ある活動を防ぐために、疑わしいクライアント側の挙動を検知して修正します。IDSは、ネットワークトラフィック、システムログ、その他のデータソースを監視し、不審な活動や攻撃の兆候を検出します。
IDおよびアクセス管理(IAM)ツール。ユーザーIDを管理し、システム、アプリケーション、データへのアクセスを制御します。
暗号化ツール。復号キーを持たない人には読み取れないようにデータを変換します。個人の金融情報や企業の機密情報など、機密データを保護します。
エンドポイントセキュリティツール。サーバー、ワークステーション、ノートパソコン、モバイルデバイスなどのネットワークエンドポイントをサイバー脅威から保護するためのソフトウェアやツールです。組織のエンドポイントのセキュリティを脅かすさまざまなサイバー攻撃を防ぎます。
セキュリティ情報イベント管理(SIEM)ツール。コンピューターネットワークやシステムのリアルタイム監視、脅威検知、インシデント対応を可能にするソフトウェアです。SIEMシステムは、ネットワーク機器、サーバー、アプリケーションなど、さまざまなソースからセキュリティ関連データを収集・分析し、セキュリティインシデントを特定して対応します。
データ損失防止(DLP)ツール。組織のネットワーク、システム、エンドポイントにおける機密データの流れを監視、制御し、機密データの紛失、盗難、漏えいを防ぎます。また、データの損失や漏えいを防ぐためのポリシーを適用します。
SAST・SCAツールについて知っておくべきこと
このガイドをダウンロードして、静的アプリケーションセキュリティテスト(SAST)とソフトウェア構成分析(SCA)ツールを選ぶ際にセキュリティ担当者が考慮すべき、包括的なAppSecプログラムの重要なポイントをご確認ください。
エンタープライズセキュリティツールを選ぶ際の8つの重要なポイント
組織のネットワーク、デバイス、データを潜在的なサイバー脅威から守るうえで、適切なエンタープライズセキュリティツールの選定は非常に重要です。次の要素を慎重に検討する必要があります。
包括的なカバレッジ。セキュリティツールは、既知・未知の脅威や内部・外部の脅威からの保護など、組織が直面しうる幅広い脅威や脆弱性をカバーする必要があります。ツールの乱立を避けるため、必要な機能のすべて、または大部分をカバーできるプラットフォーム型のソリューションを選ぶチームも少なくありません。
使いやすさ。使いやすさとは、ツールの操作や導入がどれほど簡単かを指します。多機能なセキュリティツールでも、操作が難しかったり、長時間のトレーニングが必要だったりすれば、実用的な選択肢とは言えない場合があります。組織内の多くのシステムやデバイスにセキュリティツールを導入することが多いため、使いにくいツールは利用されなくなる可能性があります。セキュリティチームが適切な保護を確実に提供できるよう、ツールを迅速かつ簡単に導入・設定できることが重要です。ツールを使いながらコードを書く開発者にとっても同様です。開発の妨げになると、ツールが使われなくなる可能性が高まります。
既存ツールとの連携。既存のセキュリティテクノロジーやシステムと簡単に連携できるツールを選ぶことが重要です。ネットワークアーキテクチャ、ハードウェア、ソフトウェアなど、既存のインフラと新しいセキュリティツールがどの程度うまく連携するかを評価しましょう。セキュリティ管理が効率化され、すべてのツールが効果的に連携するようになります。
サポートとメンテナンス。ツールの機能を確実に維持するには、信頼できるサポートとメンテナンスが受けられるものを選ぶことが重要です。導入や設定、トラブルシューティングを含め、迅速で丁寧な技術サポートを提供しているか確認しましょう。また、新たなセキュリティ脅威や脆弱性に対応するため、ベンダーが定期的なアップデートやパッチを提供していることも重要です。
拡張性。組織の成長や変化に伴い、セキュリティ要件は複雑化し、より高度で洗練されたツールが必要になる可能性があります。そのため、大幅な変更や置き換えを行わずに、変化するニーズに合わせて容易に拡張できるツールを選ぶことが重要です。
規制への準拠。組織は、データプライバシー法、業界標準、政府規制など、さまざまな規制要件を順守する必要があります。機密データを保護し、適切なセキュリティ対策を講じるため、セキュリティツールはこうした要件への準拠を支援しなければなりません。規制に違反すると、通常、金銭面や評判への影響、法的な罰則が生じます。
ベンダーの評判。ベンダーの評判は、製品の品質や信頼性を判断するうえで貴重な手がかりになります。組織は、候補となるベンダーについて十分に調査し、過去のセキュリティ侵害と、その際の対応を評価する必要があります。これにより、ベンダーのセキュリティへの取り組みや、セキュリティインシデントに効果的に対応する能力を見極められます。
ツールやソリューションへの投資コストとROI。セキュリティツールのコストを評価する際は、初期購入価格だけでなく、メンテナンス、アップグレード、サポートなどの継続的な費用も考慮しましょう。また、セキュリティ侵害の回避によるコスト削減や、生産性・効率性向上によるメリットなど、期待できるROIも評価する必要があります。
エンタープライズセキュリティツール導入における5つの課題
エンタープライズセキュリティツールには多くのメリットがありますが、考慮すべき課題もあります。
ツールの定着。エンタープライズセキュリティツールの主な課題の一つは、組織内でツールを適切に導入し、継続的に利用してもらうことです。開発者にセキュリティツールを定着させるヒントはこちらをご覧ください。
複雑さ。エンタープライズセキュリティツールは非常に複雑なことが多く、効果的な設定、管理、利用が難しい場合があります。
コスト。エンタープライズセキュリティツールの導入は、多くの組織にとって高額になる可能性があります。ソリューションの取得、導入、維持にかかる費用は、すぐに膨らむことがあります。
可視性の制限。一部のエンタープライズセキュリティツールでは、組織のネットワークを十分に可視化できず、脅威の検知や対応が妨げられる場合があります。
誤検知と検知漏れ。これらのツールは誤検知や検知漏れを引き起こすことが多く、セキュリティ運用の効率低下や、セキュリティインシデントの見逃しにつながります。
開発者向けセキュリティツール バイヤーズガイド
このガイドでは、開発者を第一に考えた新しいセキュリティツールを選ぶ際に、購入者が検討すべき開発者向けセキュリティツールのあらゆる側面を解説します。
Snykとエンタープライズセキュリティ
Snykの段階別プランは、エンタープライズレベルのセキュリティに関する課題に対応するソリューションを組み合わせ、包括的な保護を提供します。
Snykは、アプリケーションセキュリティとサプライチェーンセキュリティのソリューションを提供しています。具体的には、次のとおりです。
Snyk Code:開発者ファーストのSASTツールです。簡単かつ効率的な修正を可能にします。
Snyk Open Source:オープンソースの依存関係に潜む脆弱性を検出、優先順位付けし、修正するソフトウェア構成分析(SCA)ツールです。
Snyk Container:ベースイメージからランタイムまで、コンテナのセキュリティを確保します。
Snyk IaC:IDEから稼働中のクラウド環境まで、開発者によるIaC設定の保護を支援します。
エンタープライズセキュリティの導入事例:エンジニアリングを中心としたAppSecのアプローチ
Rally Health(日々の習慣をシンプルに変えることで、デジタルヘルス体験を提供する企業)は、エンジニアが進んで導入できる包括的なAppSec(アプリケーションセキュリティ)ソリューションを求めていました。
課題:セキュリティツールを導入済みだったものの、Rally Healthは関係者向けにエンタープライズレベルの可視性と洞察を必要としていました。
解決策:Rally HealthはSnykと連携し、セキュリティをエンジニアリングのワークフローにシームレスに組み込むとともに、Gitリポジトリをネイティブにスキャンして、アプリケーションのソースコードとInfrastructure as Code(IaC)の脆弱性を検出できるようにしました。
現在、Snyk Open SourceとSnyk IaCを活用することで、コードがマージされる前にセキュリティ脆弱性を検出できるため、Rally HealthのITチームは、アプリケーションがステージング環境や本番環境に移行する時点で安全であることを確認できます。プルリクエストの段階でコードを分析・検証することで、エンジニアはビルドパイプラインの早期に問題を発見し、迅速かつ先回りして修正できます。
Snykのソリューション導入後、Rally Healthは収集した情報を特定のセキュリティポリシーに結び付け、違反の可能性をスキャンしていることを明確に証明できるようになりました。この監査証跡は、医療業界の規制やデータプライバシー法への準拠を維持するうえで重要です。
詳しくは、Rally Health + Snykの導入事例をご覧ください。
エンタープライズセキュリティのニーズにSnykを活用してみませんか?まずはこちらのガイドをご覧いただくか、ライブデモをご予約のうえ、Snykをご体験ください。