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シングルページアプリケーション(SPA)のセキュリティテスト

feature automation pink

2025年5月21日

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Webアプリケーションを開発する際、開発チームは大きく分けて、シングルページアプリケーション(SPA)と従来型のマルチページアプリケーション(MPA)という2つの設計パターンから選択できます。どちらを採用するかはさまざまな要因によって異なりますが、よりスムーズなユーザー体験(UX)を提供でき、その結果、ユーザーへの定着率向上にもつながる可能性があることから、SPAを開発する企業が増えています。

色鮮やかなパネルの上に南京錠が描かれ、コード、立方体、クラウド、レイヤー状のアプリアイコンに囲まれたイラスト

SPAを利用するメリット

SPAでは、ユーザーがページ上の要素を操作するたびにページ全体を読み込むのではなく、サーバーから取得した新しいデータを使ってコンテンツを動的に書き換えます。

SPAでは、最初にページを一度読み込んだ後の操作やページの変更を、通常はAJAX(Asynchronous JavaScript and XML)リクエストでサーバーからデータを取得し、JavaScriptを使って非同期に処理します。その結果、ページ全体を再読み込みする際に生じる「待ち時間」を挟むことなく、必要なデータだけを取得して描画できるため、より流動的で応答性の高いページになります。SPAでは画面のちらつきやナビゲーションの中断がなく、ユーザーが操作に集中できる一方、従来型のWebアプリでは、最も高性能なデバイスであっても、動作がややぎこちなく感じられることがあります。

SPAは初回の読み込み時間だけでなく、通常、その後のパフォーマンスも優れています。必要なデータやアセットのみを読み込み、必要に応じてコンテンツを動的に更新するため、従来型のマルチページアプリと比べ、2回目以降の読み込みはより高速になります。また、SPAではキャッシュ機構を強化して頻繁にアクセスされるデータやリソースを保存することが多く、サーバーへの繰り返しのリクエストを減らせます。これにより、パフォーマンスが向上し、レイテンシも低減します。

Webアプリを開発する組織にも、メリットは明らかです。SPAではレンダリングと処理の多くをクライアント側に任せるため、サーバーの負荷を軽減できます。ユーザー数が多く、トラフィック量の大きいアプリケーションでは、サーバー負荷と帯域幅の使用量が低下し、インフラを効率よく稼働させるための維持コストを削減できます。

SPAでは、レンダリングと処理ロジックの多くをサーバーではなくWebブラウザー側で実行する、クライアントサイドレンダリングが広く使われています。AngularJS、ReactJS、Vue.jsなどの人気のあるJavaScriptフレームワークやライブラリは、アプリケーションの状態を効率よく管理し、ユーザーインターフェースを動的に更新できるため、SPAの開発によく利用されています。

特に開発チームにとって、SPAはモジュール型、コンポーネントベース、マイクロサービス型アーキテクチャといった最新のトレンドにも沿った優れた選択肢です。初期のアーキテクチャはより複雑ですが、長期的には開発、テスト、保守が容易になります。また、状態管理、ルーティング、データ取得の機能を備えた最新のフレームワークやライブラリが数多く登場しているため、高品質なコードベースの構築と維持は、より簡単かつ迅速に、安全に行えるようになっています。こうしたフレームワークやライブラリは、開発者コミュニティ全体で十分に検証されているためです。

バックエンドでは、SPAはフロントエンドのニーズを満たすために必要なデータやロジックを提供するAPIに依存しています。APIがフロントエンドアプリと同じホストにある場合もあります。たとえば、APIがhttps://app.example.com/api、フロントエンドがhttps://app.example.comにあるケースです。しかし、API専用のホストに配置されるほうが一般的です。たとえば、https://api.example.comのような構成です。

SPAのセキュリティテストにおける課題

SPAの開発に取り組むうえで、大きな課題の一つとなるのがセキュリティテストです。JavaScriptがDOMを操作し、動的に変更することで、同じURLでも異なるDOMが生成されるフロントエンドを考えると、従来型のセキュリティテストが抱える課題は明らかです。

SPAのセキュリティテストは、従来のセキュリティテストのようにフロントエンドのURLをクロールし、スパイダーを使うだけでは十分ではありません。スパイダーによる処理ははるかに複雑です。近年AJAXスパイダーが登場したものの、処理に時間がかかることが多く、十分な範囲を網羅した正確な結果を得られない場合もあります。

さらに、SPAはAPIに大きく依存しているため、適切なAPIセキュリティテストも欠かせません。アプリケーション全体のセキュリティを確保するには、APIエンドポイントを徹底的にテストすることが不可欠です。幸い、APIは安定性と一貫性が高いため、SPAを支えるAPIをテストすれば、SPA全体の脆弱性の大部分を発見できます。

Snyk API & WebによるSPAのスキャン

Snyk API & Webなら、APIとWebアプリの両方を包括的にスキャンできます。他の多くの脆弱性スキャンプラットフォームとは異なり、Snyk API & WebはSPA全体をシームレスにスキャンし、すべてのAPIエンドポイントを検出して脆弱性をテストします。

SPAがAPIに対してXMLHttpRequest(XHR)を送信する場合、Snyk API & Webは、SPAがAPIと通信するために開始したXHRリクエストを追跡します。SPAがAPIエンドポイントとやり取りする際に、プラットフォームが各エンドポイントをスキャンし、潜在的なセキュリティ脆弱性を調べます。入力値の検証、認証の仕組み、データの取り扱い方法、インジェクションの欠陥や安全でない設定などの潜在的な脆弱性を分析します。

Snyk API & WebによるSPAのスキャン方法

Snyk API & Webでは、設定でSPAのURLと対応するAPIを指定するだけで、SPAの脆弱性スキャンを簡単に実行できます。スキャナーがフロントエンドアプリと設定されたAPIを調査し、アプリ内をたどってクローラーが検出したすべてのAPIエンドポイントをテストするため、面倒な手順を何度も踏むことなく、SPA全体を包括的にスキャンできます。ページ全体を再読み込みする従来のWebアプリでユーザーが感じるような待ち時間を、SPAのスムーズな読み込みでは気にする必要がないのと同じです。

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