Skip to main content

Nuxt 3にセキュリティを追加する

blog feature toolkit

2023年1月26日

0 分で読めます

Nuxtとは?

Nuxtは、安心して次のVue.jsアプリケーションを構築できる、直感的なWebフレームワークです。MITライセンスのオープンソースフレームワークで、Web開発をシンプルかつパワフルにします。Nuxtを使い始めるなら、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。


Webセキュリティについて

Webアプリケーションは日々ますます複雑になっています。機密データを保存したり、ユーザー情報をリアルタイムで処理したりすることもあります。こうした処理に適切に対応するには、開発者が特定のセキュリティレイヤーを実装する必要があります。レート制限などのセキュリティ制御や、アプリケーションの安全性向上に役立つオープンソースパッケージを利用することで実現できます。

nuxt-securityモジュールについて

この記事では、Nuxtアプリケーションをより安全に構築するために役立つ、新しく作成したNuxtモジュールをご紹介します。シンプルなブログにも、複雑なECサイトにも利用できます。ただし、このモジュールですべてのセキュリティ問題を解決できるわけではありません。主な目的は、安全なアプリケーションの構築を支援し、プロジェクトにセキュリティレイヤーを実装するための簡単な方法を提供することです。

始める前に、GitHubモジュールとドキュメントをご覧ください。nuxt-securityモジュールは現在、OWASP Top 10 for Node.jsとHelmet.jsという2つの主要な要素をベースにしています。

nuxt-securityを使うと、HelmetJSで使用されているものと同じHTTPセキュリティヘッダーを設定するミドルウェア関数に加え、OWASPの推奨事項に基づくカスタムミドルウェア関数を利用できます。

Nuxtアプリケーションにセキュリティ制御を実装した場合に、リクエストに対して返されるHTTPステータスコードの例を以下に示します。

  • 429 too many requests - 1つのIPアドレスからのリクエストが多すぎる場合に返されます(DoS(サービス拒否)攻撃への対策)。

  • 413 request entity too large - リクエストボディ(通常のデータとファイルの両方)が処理可能なサイズを超えた場合に返されます。サーバーのメモリを枯渇させることを目的とした攻撃への対策です。

  • 非表示の `X-Powered-By` ヘッダー。通常、アプリケーションの構築に使われている技術を公開するのは望ましくないと考えられているため、このモジュールではこのヘッダーを完全に非表示にします。

  • 400 bad request - GETリクエストとPOSTリクエストの両方を対象とするXSSバリデーターです。危険なコードを含むリクエストを拒否します。

  • CORSハンドラー。一般的なExpress.jsミドルウェアと同様の機能です。

  • 405 method not allowed - 許可するHTTPメソッドを制限する機能です。受け付けるHTTPメソッドを指定できます。

  • 不正アクセスからアプリケーションを保護するためのBasic Authの実装。

Helmet.jsのセキュリティヘッダーは、次のような構成になります。

Content-Security-Policy: default-src 'self';base-uri 'self';font-src 'self' https: data:;form-action 'self';frame-ancestors 'self';img-src 'self' data:;object-src 'none';script-src 'self';script-src-attr 'none';style-src 'self' https: 'unsafe-inline';upgrade-insecure-requests
Cross-Origin-Embedder-Policy: require-corp
Cross-Origin-Opener-Policy: same-origin
Cross-Origin-Resource-Policy: same-origin
Origin-Agent-Cluster: ?1
Referrer-Policy: no-referrer
Strict-Transport-Security: max-age=15552000; includeSubDomains
X-Content-Type-Options: nosniff
X-DNS-Prefetch-Control: off
X-Download-Options: noopen
X-Frame-Options: SAMEORIGIN
X-Permitted-Cross-Domain-Policies: none
X-XSS-Protection: 0

このモジュールは拡張性とカスタマイズ性を念頭に開発しました。そのため、アプリケーションのニーズに合わせてNuxtのセキュリティ設定を調整できます。たとえば、次のような設定が可能です。

  • 不要なヘッダーやミドルウェアを無効にする

  • 特定のルートでのみミドルウェアが動作するように設定する

  • ミドルウェアの値を変更する

モジュールのドキュメントには、アプリケーションをより安全にするために次にできることを学べる、ベストプラクティスのセクションもあります。

nuxt-securityモジュールの使い方

Nuxt 3アプリに`nuxt-security`を追加するのは比較的簡単です。ミドルウェアにデフォルトの推奨値を使う場合、モジュールの設定は不要です。プロジェクトの要件に合わせて値を自由に調整してください。

アプリでnuxt-securityを使うには、まず任意のパッケージマネージャーを使ってインストールします。

# if you use yarn:
yarn add nuxt-security

# if you use npm:
npm i nuxt-security

次に、`nuxt.config.ts`のmodules配列に追加します。

{
  modules: [
    "nuxt-security",
  ],
}

これで完了です。HelmetのHTTPセキュリティヘッダーとミドルウェア関数が有効になり、アプリケーションの安全性向上に役立ちます。

このモジュールは内部で、複数のセキュリティミドルウェアと推奨設定を登録します。これらの機能について詳しく知りたい場合は、このセクションにあるリクエストサイズ制限機能やその他のミドルウェアをご覧ください。

一方、デフォルトのセキュリティ機能をカスタマイズしたい場合は、次のように設定できます。

{
  modules: [
    "nuxt-security",
  ],
​​  security: {
    rateLimiter: {
      value: {
        tokensPerInterval: 2,
        interval: "day",
      },
      route: '/my-custom-route',
    }
  }
}

これにより、セキュリティミドルウェアのデフォルト設定が上書きされ、レート制限機能は2回のリクエストを受けた時点で該当するIPアドレスをブロックし、1日後にリセットするようになります。ただし、これは特定のルートにのみ適用されます。グローバルに適用するには、空文字列を渡します。Nuxtでは空文字列を指定すると、グローバルミドルウェアとして登録されます。

さらにカスタマイズする方法については、設定ページをご覧ください。

まとめ

これで完了です。アプリケーションにセキュリティ制御を追加できました。安全性を高めるのに役立ちますが、セキュリティ対策はまだ始まったばかりです。さらに詳しく知りたい方は、以下のYouTube動画をご覧ください。

Improving Security of Nuxt 3

ご提案やご要望がありましたら、お気軽にご連絡ください。

詳しくはこちら:

続きを読む

blog feature ai lilac
Blog

エージェント型修正で脆弱性バックログをプルリクエストに変える

Evo Remediation Agentがオープンプレビューで利用可能になり、Evo Agentic AppSecに依存関係の自動解決機能が加わりました。AppSecチームは継続的な修正キャンペーンを実施できるようになりました

AI Background min crop
Blog

AIが、あなたが受け入れてきたあらゆるリスクを一気に顕在化させる:AI Security Panel: Unfilteredから得た7つの洞察

AIによって攻撃はより安価かつ高速になり、組織がすでに抱えているリスクが露呈しています。4人のセキュリティリーダーが、機械の速度に対応する防御と迅速な修復が今不可欠である理由を語ります。

blog feature ai violet
Blog

VulnBump:AIエージェントはビルドを壊さずに脆弱な依存関係を修正できるか?

VulnBumpでは、実際の依存関係のアップグレード307件をAIエージェントで検証します。脆弱性が解消され、ビルドとテストが正常に通った場合にのみ、修正成功と判定します。