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統合セキュリティ:SASTとDASTでアプリケーションを保護
アプリケーションは現代のビジネスの生命線であり、イノベーション、顧客エンゲージメント、業務効率を推進します。一方で、新しいコードを1行追加するたび、本番環境にデプロイするたびに、組織は潜在的な脆弱性を招くリスクにさらされます。こうした欠陥は、コードベースの奥深くに潜んでいたり、目立たない場所に隠れていたり、アプリケーションが実環境で動作して初めて表面化したりすることがあります。こうした各層を保護するには、アプリケーションのライフサイクル全体を通じてリスクを特定し、対処する包括的なアプローチが必要です。
従来のアプリケーションセキュリティテストでは、全体像を把握できないことが少なくありません。開発中のコードスキャンを得意とするツールがある一方、実環境のみに焦点を当てるツールもあります。独自開発のコードに潜む脆弱性も、実行時に発生する脆弱性も、見逃さないようにすることが課題です。
現代のアプリケーションが複雑化するにつれ、こうしたギャップを埋め、進化する今日の脅威環境に対応し続ける、統合的かつ多層的なセキュリティアプローチの必要性も高まっています。
視野の限界
静的アプリケーションセキュリティテスト(SAST)と動的アプリケーションセキュリティテスト(DAST)は、どちらもアプリケーションセキュリティに有効です。しかし、多くのチームはそのどちらか一方だけに頼っており、攻撃者に発見されるまで検知できない脆弱性を抱えることになります。
こうした可視性のギャップは、検知されない脆弱性がコードベースや実行環境に残り続けるため、組織の残存リスクを高めます。たとえば、開発中の静的テストには合格したアプリケーションでも、複雑な本番環境にデプロイすると重大な弱点が露呈することがあります。同様に、DASTは実行時の問題を検出しても、アプリケーションのコードに潜む根本原因を見逃す可能性があります。

実行時および環境に起因する脆弱性の検知における課題
SASTは開発中のコードレベルの脆弱性を把握するうえで重要な知見を提供しますが、アプリケーションが実環境で動作して初めて発生する脆弱性には対処できません。ここで大きな懸念となるのが、実行時および環境に起因する脆弱性です。権限設定の誤りや安全でないデフォルト設定などの構成ミスは、デプロイ時に発生することが多く、静的解析では検知できません。
同様に、不十分な入力検証やインジェクション攻撃などの実行時の問題は、アプリケーションが実際にデータを処理して初めて表面化します。実環境での操作をシミュレートできなければ、こうした動的な脅威は検知されず、アプリケーションとそのユーザーに重大なリスクをもたらします。
現代のアプリケーション環境の複雑さは、こうした課題をさらに深刻にします。現在のアプリケーションは、API、サードパーティとの連携、動的な依存関係に大きく依存しており、それぞれが新たなリスクをもたらします。こうした相互接続されたコンポーネントは複雑な網の目を形成し、実行時の脆弱性が急速に広がることで、組織は絶えず変化する攻撃手法にさらされます。脅威アクターは手口を絶えず適応させ、静的解析ツールでは予測できない実行時の弱点を突く新たな方法を見つけ出します。
コードレベルの脆弱性を特定する際の課題
DASTは実環境の脆弱性の発見に優れていますが、多くのリスクの原因となる基盤のコードを調べるには限界があります。SQLインジェクションの欠陥、バッファオーバーフロー、ハードコードされた認証情報などのコードレベルの脆弱性は、多くの場合、安全でないコーディング慣行に起因し、適切に精査しなければ見過ごされる可能性があります。独自開発のコードに潜むこうした問題は、早期に対処しなければ深刻なセキュリティ侵害につながるおそれがあります。静的解析を行わないと、実行時テストだけでは検知できない弱点を抱えたままアプリケーションをデプロイするリスクがあります。
開発サイクルの後半、あるいはデプロイ後に脆弱性が発見されると、対処にかかるコストは大幅に増加します。DASTで実行時に問題を検出できても、基盤となるコードを把握できなければ、修正に時間がかかり、作業への影響も大きくなります。その結果、アプリケーションの基礎的な部分を見直す必要が生じることも少なくありません。さらに、人的ミスによって、開発者がコードの作成や更新時に意図せず脆弱性を持ち込む可能性もあります。SASTはコーディング中に継続的なフィードバックを提供することで、このリスクを軽減し、開発者がリアルタイムでミスを修正できるようにします。
統合的なアプローチ:SASTとDASTを組み合わせるメリット
SASTとDASTを組み合わせた統合的なアプローチは、現代のアプリケーションを保護するうえで不可欠です。それぞれに得意分野があり、SASTは開発中にコードベースの脆弱性を特定し、DASTは実行環境で発生する問題を検出します。
両者を組み合わせることで、単独の手法に頼る場合に生じる可視性のギャップを埋める、包括的なセキュリティ戦略を実現できます。この統合アプローチにより、コーディングの初期段階から本番環境へのデプロイに伴う複雑な課題まで、脆弱性が存在する場所を問わず検出できます。
ガイド
スピードとセキュリティを両立:DASTとSASTでシフトレフトを実現
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アプリケーションのライフサイクル全体を通じてカバレッジを強化
脆弱性は開発のどの段階でも発生する可能性があります。単一の種類のツールだけでは、組織は全体像の一部しか把握できません。SASTとDASTを組み合わせることで、開発ライフサイクル全体の可視性が高まり、問題の発生時に解消できるようになります。
まず、開発フェーズに直接組み込まれるSASTから始まります。SASTは、ハードコードされたシークレット、論理エラー、安全でない慣行など、後に悪用可能な脆弱性につながるおそれのあるコーディング上の問題を特定します。こうした欠陥を早期に検知することで、開発者は最初から安全なコードを作成でき、アプリケーションに弱点が持ち込まれる可能性を減らせます。
DASTはその後、また実行中にも機能し、構成ミス、インジェクションの欠陥、クロスサイトスクリプティング(XSS)など、実環境で初めて表面化する脆弱性を検出します。
これらのツールを組み合わせることで、セキュリティは後付けではなく、開発ライフサイクルにシームレスに組み込まれ、組織は自信を持ってアプリケーションをデプロイできます。
より迅速で効果的な修正
SASTとDASTの組み合わせは、カバレッジを広げるだけでなく、アプリケーションの脆弱性管理における成果を左右する重要な要素、つまり修正のスピードにも影響します。SASTは、開発者に明確で実行可能な知見を提供し、開発サイクルの早い段階で問題に対処できるようにすることで、修正に必要な労力、時間、コストを削減します。さらにDASTが、実際に悪用されるリスクを提示し、チームがリスクの優先順位を効果的に判断できるよう支援します。これらのテクノロジーを併用すれば、数多くの検出結果を整理し、重要な問題から解消するために必要なデータをチームに提供できます。
SASTとDASTをCI/CDパイプラインに統合することで、検出と解決の取り組みを自動化し、効率をさらに高められます。開発ワークフローの一環として、脆弱性をほぼリアルタイムで特定・修正できるため、対応時間を大幅に短縮し、リリーススケジュールを維持できます。この統合アプローチは、開発チームとセキュリティチームの連携も促進します。両チームが重要な問題を把握できるため、開発者は具体的なガイダンスに沿って対処し、セキュリティチームは全体を監督しながら、重大な脆弱性が速やかに解決されるようにできます。
Snykによるアプリケーションセキュリティ
Snyk API & WebとSnyk Codeは、開発ライフサイクルのあらゆる段階で脆弱性に対処し、アプリケーションを保護する包括的なアプローチを提供します。Snyk API & Webは、構成ミスやインジェクションの欠陥など実行時の脆弱性検出を専門とし、Snyk Codeは、安全でない慣行やハードコードされたシークレットなどのコードレベルの問題に対応します。
SnykのDASTおよびSASTツールを最大限に活用することで、組織は脆弱性をシームレスに検出・優先順位付けし、修正につながる実用的な知見を得られます。この統合アプローチはCI/CDワークフローにセキュリティを組み込み、開発のスピードを損なうことなく、チームが早期に問題へ対処できるようにします。
Snyk AI Trust Platformの一部として、Snyk CodeとSnyk API & Webはセキュリティチームと開発チームの連携を強化し、重大な問題を効率的に解決できるよう支援します。
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