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SDLC全体におけるコンテナセキュリティ

container scans

2019年10月16日

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コンテナは、ソフトウェアの標準的な単位になりつつあります。OCIイメージ仕様で技術的に定義されるコンテナイメージは、DockerやKubernetesからAWS Fargate、Google Cloud Runのようなプラットフォームまで、最新のツールに欠かせない要素です。アプリケーションセキュリティにとって、これは何を意味するのでしょうか?

コンテナイメージの活用場所

コンテナイメージの興味深い点の一つは、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)全体に関わることです。

  • イメージは開発者のローカル環境でビルドされ、ソフトウェアを簡単に(時には簡単すぎるほど)配布する便利な手段となります。

  • イメージは、継続的インテグレーションと継続的デリバリーのパイプラインの一部としてもビルドされます。アプリケーションのメタデータをイメージに付与すれば、アセット管理を改善できます。

  • イメージはパブリックまたはプライベートのレジストリにアップロードされ、そこからデプロイ用に共有できます。

  • そして最後に、開発・テスト環境から本番環境まで、クラスターにイメージがデプロイされます。こうした環境は、Kubernetesなどのツールで管理されることが増えています。

これらの各段階で、イメージにセキュリティ上の脆弱性がないかをテストできます。では、どの段階でテストするのが最適なのでしょうか?

イメージをテストする場所

コンテナイメージのセキュリティ対策を考えるとき、SDLCのどこか1か所でテストすればよいと思いがちです。たとえば、レジストリに安全なイメージだけがあれば、セキュリティは万全でしょうか?実際はもっと複雑で、一般にトレードオフが伴います。

本番環境に近い段階でテストするほど、稼働中のアプリケーションのリスクを把握できているという確信が高まります。他者が利用するツールを開発するソフトウェアベンダーでない限り、今まさに本番環境で稼働しているアプリケーションの保護が主な関心事でしょう。また、利用している依存関係に新たな脆弱性が公表された場合、開発サイクルの後半でテストすることも有効です。どの本番アプリケーションが影響を受けるかをすばやく評価し、適切な緊急度で対処できます。

ただし、SSDLCの最後でのみテストすると、開発者へのフィードバックが遅くなる可能性があります。イメージの使用や変更を決めた開発者は、その上に構築を進め、すでに別の作業に移っているかもしれません。そのため、セキュリティ上の問題を解消するための変更は、作業を妨げ、コストもかさみます。重要なのは、脆弱性の可能性を把握すること(もちろん重要です)だけでなく、修正することです。ローカルでのテストは最も迅速にフィードバックを得られますが、開発者全員が毎回スキャンすることを忘れないのが前提です。網羅性を確保するのは難しく、現実的とは言えません。

だからといって、パイプラインがテストに最適な場所だと結論づける前に、導入コストも検討する必要があります。中央管理のコンテナレジストリが1つか2つなら、ビルドするすべてのイメージを評価できます。一方、継続的インテグレーションのパイプラインは、それよりはるかに多いでしょう。自動化のレベルや、組織内で各ツールを誰が管理しているかによっては、どちらか一方から始めるほうが効率的な場合もあります。

また、SDLCの各段階では、得られるコンテキストのレベルも異なります。ローカル環境やCIでテストする場合は、ソースコードとバージョン管理情報の両方を参照できる可能性があります。これにより、使用したコンパイラに起因する問題や、悪意ある攻撃者による署名のないコミットなど、特定の種類の問題を検出しやすくなることがあります。また、ライブラリがどのように導入されたかも把握しやすくなります。一方、本番環境でテストすれば、どのイメージがどこで使われ、どのように設定されているかを正確に把握できるため、見つかった問題の優先順位づけに役立つ場合があります。

まとめ

1か所だけでテストすると、開発者、運用担当者、セキュリティ担当者のいずれかのニーズは満たせるかもしれません。しかし、脆弱性をできるだけ迅速に発見して修正するという、ビジネス全体の目標を完全に達成することは難しいでしょう。要点をまとめると、次のとおりです。

SDLCの各段階における脆弱性テスト

段階

説明

コスト

フィードバック

網羅性

ローカル

デバッグや開発者の知識向上に最適ですが、開発者個人の対応が必要で、強制する手段もありません

中

速い

低

CI/CD

ゲートとして有効で、開発者に迅速なフィードバックを提供します。ただし、パイプラインごとの導入が必要で、その手間は組織内のパイプライン管理の標準化度合いによって異なります。重大度の低い問題でビルドを失敗させると逆効果になる可能性があるため、ほかのフィードバックサイクルも必要です。

中

速い

さまざま

レジストリ

管理者が1人であることが多く、導入が容易です。ビルド方法を問わず、ファーストパーティのイメージをすべて対象にできます。ただし、使われていないイメージも含まれるため、不要な検出が増える可能性があります。

低

中

中

本番環境

サードパーティのコンテンツも含め、実際に稼働している環境を正確に把握できます。一方、開発チームへのフィードバックが遅れたり、稼働中のアプリケーションで脆弱性が悪用されたりするリスクがあります。

高

遅い

高

どの方法から始めるかは、組織の状況によって異なります。ただし、理想的にはSDLC全体を通じて、コンテナベースのアプリケーションを徹底的にテストすることを目指しましょう。単一のゲートに頼るだけでは単純すぎて、開発者、運用担当者、セキュリティチーム間の摩擦や、アプリケーションのデプロイ速度の低下につながる可能性があります。

開発者ファーストのコンテナセキュリティ

Snykは、コンテナイメージとKubernetesワークロードの脆弱性を検出し、自動的に修正します。

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