開発者セキュリティが不可避である理由
2021年9月9日
0 分で読めます新たな資金調達ラウンドの発表をお知らせできることを嬉しく思います。これにより、さらなる成長に向けて素晴らしい投資家やファンドを迎えることができ、企業評価額は85億ドルとなりました。これはかなり大きな数字です。この評価額を見て、さらに大幅に成長すると期待する優れた投資家たちの見通しを考えると、この市場はこれほどの数字を支えられるほど大きいのだろうか、と疑問に思うかもしれません。私なら、むしろ「そうでないはずがあるだろうか」と問います。
アプリケーション開発を取り巻く大きなトレンドについて、少し考えてみてください。
まず、あらゆる企業がデジタルを最優先するようになっています。小売や金融から製造、不動産まで、ほぼすべての業界で長期的な成功を支えるのはテクノロジーです。ソフトウェアが世界を変えるなか、ソフトウェア開発を支援するツールの市場価値も拡大しています。
次に、アプリケーションはクラウドへと移行しています。クラウドを使えば、企業は必要に応じて無限のキャパシティを利用でき、俊敏性、拡張性、コスト面でも大きなメリットを得られます。クラウドを活用しない企業は、競争力を維持するには動きが遅すぎるか、小規模なニッチ市場にとどまることになります。
クラウドはハードウェアをソフトウェアに変え、その過程でIT市場を変革します。ハードウェア中心のITソリューションは、コードとしてのインフラを管理し、保護するツールに置き換える必要があります。市場では、ITセキュリティソリューションを、インフラを構築するコードを保護するアプリケーションセキュリティソリューションに置き換える必要があります。
第三に、セキュリティの必要性は高まる一方です。私たちの暮らしやビジネスのデジタル化が進むほど、それらを安全に保つことが不可欠になります。攻撃者はますます巧妙になり、繰り返し侵入に成功しています。その結果、顧客も立法者も、企業にデータを適切に保護させる方法を求めています。好むと好まざるとにかかわらず、サイバーセキュリティは必要不可欠であり、その市場は今後も拡大します。
残念ながら、セキュリティに資金を投入するだけでは解決できません。セキュリティ予算は毎年増加しているにもかかわらず、侵害の件数も増え続けています。セキュリティ人材の不足は深刻さを増し、複雑さも同時に高まっています。デジタル化とクラウドネイティブ化が進む世界を確実に守るには、異なるアプローチが必要です。
そこで、最後の、そして最も重要なポイントである開発者の話になります。
デジタルトランスフォーメーションは、自律的に、継続して迅速に働く開発者にかかっています。企業の命運は、開発チームがどれだけ優れた機能をどれだけ速く構築して顧客に届け、そこから得た知見に基づいて適応できるかに左右されます。クラウドは障壁を取り払い、開発者が基盤となるインフラをより自在に扱えるようにするとともに、新しいアップデートのデプロイを加速させます。
セキュリティを大規模に実現する方法も、開発者の力にほかなりません。安全なコードを書くことから、脆弱なオープンソースライブラリを更新すること、インフラを正しく設定することまで、アプリの安全性を左右する判断を下すのは開発者です。適切なツールを提供し、それを使うための責任とプロセスを与えれば、開発者は開発の中にセキュリティを組み込み、攻撃者に先手を打てます。そうでなければ、私たちが追いつくことは決してできません。
だからこそ、もう一度問いかけます。開発者セキュリティが巨大な市場にならないはずがあるでしょうか。業界として、社会として、開発者セキュリティに投資せず、その普及を加速させるためにできる限りのことをしないでいる余裕があるでしょうか。
Snykはまさにそれを実現することに取り組んでいます。開発者がセキュリティを受け入れ、ソフトウェア開発の基盤に組み込めるようにすることです。私が考えるに、それこそが現代の開発のペースにセキュリティを追いつかせる唯一の方法であり、デジタルな暮らしを守るための基本要件です。
開発者セキュリティの未来について詳しくは SnykCon 2021をご覧ください。
